イタリアの中でも大好きな場所,南チロル。
イタリアだけどオーストリアの文化が色濃く残っている地域。1次大戦前までは,オーストリアだったから。
訪れるのは,これで3回目。
今回は Merano の近郊 Castelbello にあるKuppelrain を前半の拠点にしました。
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日本ではMIchelin が有名ですが,イタリアでは同じ様なレイティングにGamberorosso があります。
自分はイタリアでは Gamberorosso の選択に重きを置いています。
Kuppelrain は,88点が付けられています。確かイタリア全土でも90点以上は27店ぐらいですから,かなりの高得点であると思います。
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併設のホテルに泊まっているので,階下に降りていくだけ。とてもらくちん。
La Calndre 以来かな。あの時も,2晩続けてだった。
ワインは飲めるし,帰りの心配をしなくていいし。料理は最高だったし。良い思い出しかないです。
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イタリアではよくある家族経営のお店。
息子がシェフ。母親がソムリエで娘がカメリエーラ。そして父親が経理。
娘が唯一英語を理解しますので,彼女からメニュー構成を教えてもらいます。
6皿構成,8皿構成,10皿構成の3段階に分かれており,皿数によって値段が違っています。
6皿構成でお願いし,彼女にメニュー構成はお任せしました。
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そして,ソムリエには,ボトル単位で頼むのではなく,少しずついろんなワインを飲んでみたいと伝えました。
地元のワインを中心に,赤,白,そしてデザートワインまで,様々なワインを楽しませてくれました。最高のソムリエだと思います。
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最初に出されたのが,スペックです。
脂肪がとても甘くておいしいです。コロンラターナが有名な lardo のようですが,僕はこっちの方が好きです。
お昼に訪れた Seibstock で購入しなかったことを,とても後悔しました。
同じ様なものでも,ピンキリですからね。
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Laite でも頼んだ,鹿肉のカルパッチョ。
日本では,鹿肉なんて北海道でしか見たことなかったけど。こちらでは,普通にでてくるのかな。
癖がなく,上手に味付けしてあり,Laite より美味しかった。
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失敗は,メニューを貰ってくるのをなかったこと忘れたこと。
中にモッツアレラを包んだもの。
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トリフが贅沢に載った,トルッテリーニ。
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岩塩で味付けしてあり,それがとても合っています。
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料理も良い出来ですが,それに添えられたワインがとても美味しかった。
ソムリエは,シェフのお母さんだと思います。
ちょっと迫力のあるメーキャップですが,実際はとても笑顔が素敵な人です。
彼女が選んでくれたワインは,地元中心。それが返ってよかったのかな。
その土地の料理に合わせて,その土地のワインが造られる。
そんな思い込みを持っています。
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一番最初とデザートワインで出された,このヴェノスタ渓谷のFalkenstein。
上手にディキャンティングしてくれたこともあったのでしょうか,とても印象に残っています。
日本でも輸入してるようだけど,同じ感動は味わえないだろうな・・・・。
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このチョコレートでのプレゼンの仕方。
感心してしまいます。
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Restaurant Kuppelrain
Address : Via Stazione 16,39020 Castelbello,South Tyrol – Italy
Phone : +39 0473 624103
Web: www.kuppelrain.com
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