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今回の旅行の1つの目的である,ミシュラン3つ星のレストランへ。
イタリアやイングランド,スペインの3つ星レストランは,何回となく訪れています。
しかし,本家のフランスの3つ星は初めてです。
4年前のノルマンディー・オンフルールの2つ星 “Sa,Qua,Na” 以上の感動を期待しています。
しかし、昨晩の堀越シェフの「あんな野菜ばっかり食べさせるレストランなんて。」の言葉が,とても引っかかっています。
さて,どの様な時間を過ごせるのでしょうか。
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オルセー美術館から通い慣れた Rue de l’Universite に入り,サンジェルマン大通りを渡り,国会議事堂に突き当たります。
そこから Rue de Bourgogne を真直ぐ行けば,L’Arpege です。
13:00 の予約です。salle の殆どのテーブル席は埋まっています。
グランメゾンなので,ほぼ3時間の楽しい時間の始まりです。
平日のdejuner ですので,Mune €135 の設定です。
ただ,大晦日に訪れた人の記事を見ますと,dejuner で €420になってい
ました。それでも人が入っている訳で。さすがグランメゾン。
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各テーブルには,オブジェとしていろんな野菜が置いてあります。僕のテーブルは,南瓜です。他のテーブルには,キャベツ等で
す。此れが,雰囲気に良く合っています。アミューズの一口サイズのパイ。完璧。
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野菜のタルト。生地がパリパリです。
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こちらの定番,ウフ・アラ・コック。滑らかなクリームの下には,半熟卵が隠れています。定番だけのことはあります。
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セロリを使った一皿。僕はおいしく食べたけど,苦手な人多いだろうな。
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見たそのままのビーツを使った鮨です。これが,以外に食べれます。
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バターナットのスープ。此れは,おいしかったですね。
これまでの南瓜のスープのなかでは,一番だと思います。これももう一度味わいたい一皿です。
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スープに浮かんだラヴィオリ。スープが薬膳のよう。好き嫌いが分かれるお皿です。
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箸休め的なサラダ。薄くスライスしたパルメザンが,良いアクセントに。
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野菜以外も出てくるのですね。
火加減は程よいものですが,昨日までのd’Akihiro が完璧でしたからね。それとは比べてはいけませんね。
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もう一皿,お肉が。
盛り付けはそっけないけど,おいしいお肉でしたね。このくらいの赤身のお肉の方が好きですね。
ただ,この辺りから余裕が無くなってきました。普通に食べれたら,とても感激していたかも。
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これは何だったのか,未だに分からない一皿。コメントはありません。
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彩り鮮やかな野菜を使ったクスクス。これも,最初に出てきたら,おいしく食べれたのにな。
とにかく,野菜はおいしいです。
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止めを刺された,鶏肉のソテー。色の濃いのは,ブレス産なのかな。それぞれが持ち味を出しています。
そして,とても鶏肉の味が濃いんです。美味しかった。けど全部は食べられなかった。
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プチフールは持ち帰りにしてもらったけど,チーズは無理でした。Mont d’Or という,この時期だけに出てくるチーズです。
ローレン・デュボアのお店で,購入しようとチェックしていたチーズです。ここで会えるとは,とても嬉しいです。
付け合せのジャガイモもとってもおいしいし。
前半と後半を,2回に分けて食べれたら,120%満足できるかも。日本人には,とてもきつい構成だと思います。
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Desserts は,シェフの今シーズンのスペシャリテとして,いろんな所で告知されていたアップルパイ。バラを象っているようです。
期待が大きかったけど,普通かな。パイだったら,これまた昨日の d’Akihiro のアップルパイの方が好きかな。
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市松模様にお砂糖を並べた,漆塗りの器。
和のテイストを,上手に取り入れています。
食べ終わって16:00過ぎ。やはり3時間が経っています。2食分を食べた気がしています。
ただ,Salle の雰囲気は,とてもよかったです。初めてなんだけど,暖かく受け入れてくれて。まるで,常連の客の様に。
雰囲気作りは,とても良いものがあります。また来てみたい,そう思わせるものがあります。
ただ,ポーションを更に3/4ぐらいにしないと,最後まで楽しく食べるのは無理かな。
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食事中に使っていたナイフを,お土産にもらってきました。
Arpege 2013 と刻印が入っています。大切な宝物にします。
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Restaurant L’Arpege
84 Rue de Varenne, 75007 Paris
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