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初めてお伺いしてからこれで4回目。毎月1回は訪れてていることになります。
こんなに嵌ったのは初めてです。
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最初はいつもの汲み出し。今日はみかんです。
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先付けは,庄内浜のズワイガニ,自家製松前漬,そしてアナゴ蕪蒸しです。
自家製松前漬,これまで出来合いのものしか食べたことがありませんでした。
昆布と烏賊の味がしっかりと分かり,そしてしょっぱさは抑え目。日本酒によく合いそうです。
穴子は好きなんです。そして蕪蒸しも。ただ,少し蕪の味が強くて,穴子が負けてるいるような気がします。
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〆たばかりの鯖,一塩してある平目,そして北寄貝。
一塩してあるからでしょうか,平目の身がとてもプリプリしています。
歯に当たる感触が心地よいものです。
〆鯖もありがちな酢が先に立ってしまうようなものではなく,鯖のおいしさがきちんと残っています。
これも日本酒が欲しくなる一皿でした。
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お椀は,なんと年越し蕎麦。蕎麦自体は,勿論手打ち。
そして蕎麦屋さんと違うのは,たれ。出汁にほんの少ししょっぱさを足したもの。
伊藤の出汁は出色のできですので,もちろん最高の蕎麦です。
敢て言えば,関西風の蕎麦でしょうか。
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今日,御りょうり屋伊藤のFBに1m近い鰤を購入したことが載っていたので,必ずどこかで出てくるとは思っていました。
西京焼きでできてました。
写真からも脂が載っているのが良く分かると思います。そして皮はパリパリ,身はふっくら焼き上がっています。
魚くささが強いので,皮は好きではないのです。しかし,この鰤は別です。皮が全く臭くなくとてもおいしいのです。
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そしてこちらのお店に来る一番の動機である炊き合せ。
今日は甘鯛の酒蒸しです。
酒の香りが少し立っています。そして,優しい味の出汁が冬野菜と甘鯛を上手に炊き上げています。
当然ですけど,甘鯛はホロホロと溶けていきます。骨を残して,全てしゃぶってしまいました。
また,僕は人参が大嫌いなんです。しかし,生まれて初めてです。人参をおいしく感じたのは。
独特の臭みを取る為に,梅で炊き上げているそうです。そうやって臭みを取ってから仕上げているようです。
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お馴染みの,土鍋で炊いたご飯です。
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そして〆は白玉きんとん。きんとんを食べると,お正月を意識してしまいますね。
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御りょうり屋伊藤
住所:山形市七日町四丁目10-16
電話:023-635-8010
時間:18:00~23:00
定休:月曜日
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