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昨年9月に初めて訪れてから、ほぼ1年。
毎月訪れて季節の変化を日本料理で感じることを楽しみにして。
12回の予定でしたが、残念ながら9回目。
9月からの2周り目は、さて、何回訪れることができるのでしょうか。
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先付け三種類。ガラスの器に盛りつけられ、見た目で涼しさを感じることが出来ます。
そして、乾杯酒が代わっていました。日の丸醸造の「うまからまんさく」。
日の丸醸造のHPにもありますが、普段の食事と合わせるにはうまみのある辛口の方が好相性であると。
確かにその通りです。これ、とてもよいお酒です。
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向付は2種類。
こちらでいただく烏賊が大好きです。
烏賊というと、新鮮でコリコリしているものがもてはやされます。
しかし、僕の中では、しっとりとネットリと纏わりつくような食感。
そして烏賊の味が凝縮されたおいしさ。
きちんと仕事をしているからこその出来上がりです。
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お椀は鱧です。
夏は鱧と思いがちですが、意外や意外、シーズンに数回しか扱わないそうです。
その1回に上手く遭遇。京風の薄口のお出汁。鱧にとてもよく合っています。
かなり昔に祇園丸山でいただいたお椀を思い出しました。
その話をしたら、ご主人は祇園丸山とも縁があるようで。
味の基本は一緒の様です。
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焼物は西京焼き。そして、初めてお目に掛った胡瓜をベースにしたタレ。
よく使うとの事でしたが、僕は初めてだろうなとと思って出してくれたようです。
以外に合いました。
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そして炊合せは、真鯛の酒蒸し。出汁は鱧のお椀と同じように、とても薄口に仕上がっています。
それにお酒の風味と鯛のおいしさが絶妙なバランスで合わさっています。
これだけ薄口にできるのは、魚の下拵えが適切で、魚臭さが全くないためでしょう。
鯛のおいしさだけを味わうことが出来ます。
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そしていつも通りの土鍋で炊いたご飯。
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水菓子は庄内赤肉メロンとバニラアイスで〆ます。
今日もとてもおいしくて楽しい時間でした。
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御りょうり屋伊藤
住所:山形市七日町四丁目10-16
電話:023-635-8010
時間:18:00~23:00、お昼もやっています
定休:月曜日
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