台湾からの大切なお客様をお連れしました。ただ、日本の方です。
きっと伊藤の繊細なおいしさを分かっていただけると思い、お連れしました。
あちらでは飲食で成功されている方なので、彼の眼にはどのように映ったのでしょうか。
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先ずお馴染みの汲み出しは、紫蘇。
夏のこの時期には最適です。
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夏らしいガラスの器を使った先付。
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お椀は鰯のつみれ汁。そして蓴菜。
澄んだお出汁と臭みを全く感じさせないつみれ。
鰯のおいしさだけが良いお出汁となっています。
好きなお椀です。
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飲んだ日本酒、最初は杉勇。
酒田のこい勢、そして千歳館で飲んだ杉勇を期待していましたが、それほどでもなく。
二つ目は麓井酒造の夏純吟。これが個人的には大当たり。
あまり日本酒が強いものはすきでないのです。
これはそれでいて、しっかりとした芯がある。そんな日本酒です。
これはある内は毎回飲みたいですね。
使っているのは山形酵母。好きなお酒はこの酵母の確率が高いです。
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向付はアイナメとバイ貝。
お塩でいただくのがよいです。
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二皿目の向付。鰯を軽く酢で〆たもの。
これも臭みが全くなく、程よい脂と鰯のおいしさが感じられる逸品。
この季節に良く合います。そして日本酒にも。
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焼物は鯛の幽庵焼き。
胡瓜を摺り下ろしたタレでいただきます。
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最後の日本酒は磐城寿。
どちらかと言えば、よくありがちな日本酒。
酒蔵は3.11で磐城から山形・長井に移り酒蔵を続けています。
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炊合せは、真鯛のカマ。
僕はカマは大好きです。ゼラチン質が好きなので、身の部分よりもこちらを好みます。
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ご飯はいつものように、お釜で炊き上げたもの。
毎回、白米のおいしさを楽しめます。
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水菓子は尾花沢の西瓜と黒糖のソルベ。
皮の部分の薄さに感心してしまいました。
どうすれば、この違いを出すことが出来るのか。
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今日も微妙なお味の違いを楽しむことができました。
ごちそうさまでした。
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御りょうり屋伊藤
住所:山形市七日町四丁目10-16
電話:023-635-8010
時間:18:00~23:00、お昼もやっています
定休:月曜日
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