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札幌はすてきなレストランが多いのですが、僕はこのお店がダイスキです。
複数回訪れたいと思ったのですが、この日の夜しか予約が取れませんでした。
行程最後で最大のイベントになります。
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スタートは、冷製のコーンスープ。
元々のトウモロコシの甘さを上手に引き出し、冷製にすることで甘さをより引き立てています。
そして、もう少し飲みたいと思わせるこのぐらいが、適量なんでしょう。
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鮪のタルタル。
鮪と長芋の角切りをバルサミコで和えています。
長芋との組み合わせには意表を突かれましたが、とても良く合っています。
この食材を選択するシェフのセンスに脱帽。
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茶碗蒸しにお出汁と黒トリフを掛けたもの。
お出汁と黒トリフの香りが相まって、とても素敵な香りが漂ってきます。
しばらく、香りを楽しんでいました。
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ヒメジのパンソテー。
目の前で、バターを溶かし、ヒメジを焼き上げていきます。
写真では上手く伝わっていないけれど、皮がパリパリに焼きあがっています。
器具を使って皮の面をパンに強く押し付けていたけれど、それだけでなぜここまでパリパリになるのか、とても不思議。
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おいしいツブをたくさん使ったパエージャです。
フレンチのお店で、おいしいパエージャが食べれるとは思いませんでした。
橋本シェフの引き出しの多さに、敬服してしまします。
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十勝牛を使ったパンソテー。
これもパン一つで、上手に焼き上げていきます。
魚もそうでしたが、肉も、空き上げる面がパリパリに。
そして、付け合わせの茄子のおいしいこと。
付け合わせのソースと茄子だけでも十二分に満足出来てしまいます。
それに、最高の火加減の十勝牛が加わります。
橋本シェフの、肉料理と魚料理の火加減は最高です。
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カルトにはマルク・ヴェイラのサインがあります。
一度は、フランス・アヌシーの彼のお店に行きたいですね。ミッシェル・ブラのお店と同じくらい憧れます。
ただ、一番お安いメニューで€295か。体調十分で望まないと、無理ですね。
ハードルが高そう。
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デセールは場所を変えて、隣のサロンで。
予約の際にはミルフィーユをお願いしましたが、大厄災の2週間後の今日。
まだ、材料が揃わないからでしょうか。急遽、タルトに変更。
しかし、このタルトがまた秀逸。
サクサク、ホロホロ、必要最小限の硬さです。
歯が立たない様な、出来合いのタルトしか食べたことがなかったので、驚きの出来です。
この瞬間にだけ合わせて焼かれたタルトといつ焼いたのか分からないタルトの違いでしょう。
これまた、驚きの一品でした。
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そして、ある意味、今日一番のサプライズ、Meursault。
最高においしい白ワインだとは思ったけれど。
帰ってから調べたらブルゴーニュの逸品の白ワインでした。
それも、1本13000円くらいのもの。どうも、それを仕入れ値で出してくれたみたいです。
最高の料理に最高の白ワイン。凄すぎる時間でした。
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Maison de h-l’Eridan (メゾン・ド・アッシュ レリダン)
電話:011-802-7046
住所:北海道札幌市中央区円山西町1丁目6-1
時間:完全予約制(昼、夜1組限定)
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