”おかざき”のもう一つのお店、おかざき春日町。
もうひとつ上杉におか星がありましたが、2018年末で閉店しています。
春日町も2018年いっぱいでお昼の営業をお休みし、夜だけになります。
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おかざき西公園前にはソムリエがいますので、お酒のペアリングができます。
しかし、春日町はそれがありませんので、ワインを頼みます。
ブルゴーニュの白です。
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先付は粕汁。酒田のお酒、上喜元の酒粕と言っていました。
トロトロに融ける里芋がとてもおいしい。
里芋をおいしいと感じたのは初めてです。
正直言って、里芋は嫌いな食材の一つです。
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お椀は、蕪を炊いたもの。
これまた蕪も嫌いな食材ですが、おいしくいただけました。
見た目では、形をキチンと保っていますが、お箸で全く抵抗なく切ることができます。
そして、お出汁。昆布だけで引いているそうですが、これが味わい深い。
そして、同じ蕪を使ったお料理でも、おかざき西公園との違いが楽しめます。
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向付は平目。
右側が1日寝かせたもの、左側が3日寝かせたもの。
寝かせた日にちで、これだけ味わいに違いがでるのですね。
1日は少し歯応えが残って味わいがある。
3日はねっとりまとわりつく食感で味わい深い。
僕は1日の方が好きです。
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焼物は鰆の西京焼き。鰆はおかざき西公園と同じ食材。
あちらは藁で燻製、こちらは焼物。
ちょっと焦がしたところが香ばしくてよろしいです。
ただ、もうちょっと半生感を残して欲しかったです。
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ここで炊き合わせが来ると思いましたが、焼物が更に2皿。
初めは、穴子と飛竜頭。これまた、西公園と同じ食材である穴子。
ふっくら加減は、春日町の方が上かもしれません。
藍よりいい出て、藍より青しです。
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焼物3皿目。
岩手短角牛です。
赤味のお肉の方が好みになっていてます。
レアだけど、生感がなく焼き上げています。
そして、中にはフォアグラが隠れています。そして、上からちょっとタレを塗って。
これ、おいしいです。
お肉のおいしさをフォアグラがサポートして、倍増しています。
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ご飯は牡蠣の炊き込みご飯。
牡蠣を一回炊いて、そのお出汁を使ってお釜で炊き上げたご飯。
おいしくないはずがありません。
そして、お米がおいしいのです。
使っているお米はササニシキ。
最近はつや姫とか冷めてもおいしいお米がもてはやされています。
ただ、炊き立てのおいしさは「はえぬき」とか「ササニシキ」の方が上だと思います。
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柚子とヨーグルトのソルベと大福。
最後を締めくくるには最適です。
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こだわり抜いた、おかざき西公園も好きです。完璧なおいしさです。
その岡崎さんを師匠に持つ、春日町の高橋さん。
からからと陽気に笑うキャラが楽しいです。そして、必要な時は完璧な集中力を見せてくれます。
その時の気分に拠って使い分けることが出来るのが嬉しいですね。
選択の幅は広い方が選ぶ楽しみがあります。
そして、僕はどちらかと言えば春日町の方が好きかもしれません。
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住所 : 仙台市青葉区春日町10-28
電話 : 022-266-7282
定休 : 日曜日、連休になる祝日 、月2回の月曜日(基本第2,4月曜日ですが祝日の関係で変わります。webサイトで確認してください。)
時間 : 17:30 ~ 22:30 (LO20:30)
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