おかざき春日町 ,若く勢いがある、好ましい料理 , ☆☆ , 2018年12月 仙台市

”おかざき”のもう一つのお店、おかざき春日町。

もうひとつ上杉におか星がありましたが、2018年末で閉店しています。

春日町も2018年いっぱいでお昼の営業をお休みし、夜だけになります。

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おかざき西公園前にはソムリエがいますので、お酒のペアリングができます。

しかし、春日町はそれがありませんので、ワインを頼みます。

ブルゴーニュの白です。

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先付は粕汁。酒田のお酒、上喜元の酒粕と言っていました。

トロトロに融ける里芋がとてもおいしい。

里芋をおいしいと感じたのは初めてです。

正直言って、里芋は嫌いな食材の一つです。

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お椀は、蕪を炊いたもの。

これまた蕪も嫌いな食材ですが、おいしくいただけました。

見た目では、形をキチンと保っていますが、お箸で全く抵抗なく切ることができます。

そして、お出汁。昆布だけで引いているそうですが、これが味わい深い。

そして、同じ蕪を使ったお料理でも、おかざき西公園との違いが楽しめます。

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向付は平目。

右側が1日寝かせたもの、左側が3日寝かせたもの。

寝かせた日にちで、これだけ味わいに違いがでるのですね。

1日は少し歯応えが残って味わいがある。

3日はねっとりまとわりつく食感で味わい深い。

僕は1日の方が好きです。

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焼物は鰆の西京焼き。鰆はおかざき西公園と同じ食材。

あちらは藁で燻製、こちらは焼物。

ちょっと焦がしたところが香ばしくてよろしいです。

ただ、もうちょっと半生感を残して欲しかったです。

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ここで炊き合わせが来ると思いましたが、焼物が更に2皿。

初めは、穴子と飛竜頭。これまた、西公園と同じ食材である穴子。

ふっくら加減は、春日町の方が上かもしれません。

藍よりいい出て、藍より青しです。

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焼物3皿目。

岩手短角牛です。

赤味のお肉の方が好みになっていてます。

レアだけど、生感がなく焼き上げています。

そして、中にはフォアグラが隠れています。そして、上からちょっとタレを塗って。

これ、おいしいです。

お肉のおいしさをフォアグラがサポートして、倍増しています。

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ご飯は牡蠣の炊き込みご飯。

牡蠣を一回炊いて、そのお出汁を使ってお釜で炊き上げたご飯。

おいしくないはずがありません。

そして、お米がおいしいのです。

使っているお米はササニシキ。

最近はつや姫とか冷めてもおいしいお米がもてはやされています。

ただ、炊き立てのおいしさは「はえぬき」とか「ササニシキ」の方が上だと思います。

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柚子とヨーグルトのソルベと大福。

最後を締めくくるには最適です。

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こだわり抜いた、おかざき西公園も好きです。完璧なおいしさです。

その岡崎さんを師匠に持つ、春日町の高橋さん。

からからと陽気に笑うキャラが楽しいです。そして、必要な時は完璧な集中力を見せてくれます。

その時の気分に拠って使い分けることが出来るのが嬉しいですね。

選択の幅は広い方が選ぶ楽しみがあります。

そして、僕はどちらかと言えば春日町の方が好きかもしれません。

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おかざき春日町

住所 : 仙台市青葉区春日町10-28

電話 : 022-266-7282

定休 : 日曜日、連休になる祝日 、月2回の月曜日(基本第2,4月曜日ですが祝日の関係で変わります。webサイトで確認してください。)

時間 : 17:30 ~ 22:30 (LO20:30)

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