.

.
信用してはいけないけれど、参考にはなるミシュランガイド。
仙台の日本料理の星付きのお店を確認しましたが、行ってみたいと思ったのは「おかざき西公園前」、「おかざき春日町」、そして「萬み高橋」の3軒だけ。
そして久しく萬み高橋には行っていなかったことに気が付き、今回はこちらへ。
4年振りになります。
.

.

.
この料理の出し方は、萬み高橋に来たことを実感させてくれます。
どちらかと言うと梅市に近いお出汁を感じさせてくれます。
「力のある直球」の表現が当てはまります。
.

.
鰆がおいしかったです。タタキにする時に藁で炙ったのでしょうか、良い感じに藁で焦がした香りが移っています。
一番おいしいタタキかもしれません。
ホウボウは初めて口にしました。ヒラメなどの白身の魚よりも味が濃いのです。
これもよいです。
.

.

.
丁寧に下拵えされた鰈の半身。
絞まった身のままで焼き上げています。
この仕上げ方は初めてです。
そして、下ろした時に時に出てきた骨は、パリパリに揚げてあります。
大根おろしが入った器がおかめが描いてあるのも、またよし。
.

.
こちらのスペシャリテですね、鯨のベーコンは。
そして、脂肪の部分の方が旨味を感じます。
この仕上げ方、こちらでしか味わえないものでしょう。
.

.
お酒は、この川口納豆が食事によく合います。
川口納豆が特別に栽培した美山錦を使って、錦屋さんで醸造したお酒です。
.

.

.
先ずこの艶やかな、この漆塗りの器の素晴らしさ。
見惚れてしまいます。
そして、澄んだお出汁の力強さ。これが味わいたくてこちらのお店に来る訳です。
.

.
今年の7月から31年ぶりに商業捕鯨が再開されました。
そして、イワシクジラは金華沖から生息分布帯が広がっています。
シャキシャキに仕上げた千切りはレタスです。
.

.

.
ちょうど食べたかった松茸が揚げ物で登場。
香りマツタケと言いますが、お味もなかなかでした。
.

.
元々の鮮やかさとシャキシャキ感を残して茹で上げてあります。
.

.
そして〆はこれもこちらのスペシャリテ、鯛茶漬け。
お出汁がよいですし、それに山葵がよいアクセントになっています。
.

.
食事が終わってから、親方と言葉を交わすことができました。
これまでのイメージとは違って、気さくな人でした。
これも、梅市の親方と共通するものがありそうです。
同じミシュラン1つ星で括られていますが、料理だけなら一つ抜けた存在だと思います。
.
萬み高橋
住所:仙台市青葉区国分町二丁目12-5
電話:022-225-6646
時間:18:00 – 22:00
定休:日曜,祝祭日
.
コメントを投稿するにはログインしてください。