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ご主人が始めた小国川での鮎釣り。
小国川は、最上町の小国城がある地域を流れる川です。
そのおかげで、水曜日限定ですが天然鮎が料理のラインナップに追加されています。
この地元では流通していない天然の鮎がとんでもなくおいしいのです。
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鮎のコースですので、ちょっといつもとは構成が変わっています。
先付はピオーネの白和え。
僕のピオーネは双子なので倍の大きさ。
口の中に果汁が溢れます。
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お椀は、鱧と茄子。
今日の昆布のお出汁はピントぴったり。
最近にないお出汁の仕上がりです。
それに茄子のお出汁が合わさって、上等のお出汁に仕上がっています。
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向付は平目と夏烏賊。
夏烏賊は6日間寝かせてあり、ねっとりと絡みつく、アミノ酸たっぷりのおいしさ。
そして平目も寝かせてあり、それまたしっとり感が増しています。
それでいてエンガワのコリコリ感がアクセントになっています。
今日の向付もよい出来です。
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そして、メインの鮎焼きが登場。
料理が始まるタイミングで、昨日釣り上げ水槽で泳いでいた鮎を串に刺しじっくり焼き上げてくれました。
それを目の前で、上手に骨とヒレを抜き、頭を落として出してくれました。
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20cmはある大物。そして秋に入って白子を抱いています。
そして脂がタップリと乗っています。
骨が全部抜いてありますので、箸で切って口の中に。
ふっくらと焼き上がった鮎のおいしさ。
それに全く雑味を感じない白子の味が交わって、最高の一口に仕上がっています。
食べたことのない、そしてこの時期にしか味わえないおいしさです。
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そして、抜いた骨をカリカリに揚げてくれます。
おいしいのですが、あまりの鮎のおいしさに隠れてしまいます。
京都の修伯の様に、骨が一番おいしかったとは大違いです。
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箸休めのバイ貝。
端までツルンと取れたのがとても嬉しかったです。
先の肝の部分が一番おいしいですので。
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もう一つのメイン、鮎の炊き込みご飯。
鮎からでたお出汁を、ご飯が全部受け止めてくれています。
これも鮎のおいしさを堪能する、もう一つの方法ですね。
とてもおいしかったです。
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7月からの2か月ほどの鮎の時期にしか登場しない鮎のコース。
親方、来年も鮎釣りを頑張って下さい。
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御りょう里屋伊藤
住所:山形市七日町四丁目10-16
電話:023-635-8010
時間:18:00~23:00、お昼もやっています
定休:月曜日昼夜、火曜日昼
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