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初夏に通い始めたこちらのお店。
季節毎に新しい上生がでます。今年は甘果のお上生で季節を感じているのかもしれません。
そしてキチンと作り込んだ作品なら、少々お高くても買い求められる。
この街もちゃんとした人が多かったことを実感しました。
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前の週に最中を買い求めた際に、栗の渋皮煮を漬け込んでることを知りました。
手間暇かけたこの作品は、間違いなくおいしいはずです。
予約して買い求めました。
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栗の渋皮煮を粒あんで包み、その周りを寒天でコーティングしてあります。
寒天には渋皮煮を漬け込んだ物が混ぜてあったと思います。
漬け込んだことで香り立つ渋皮煮と栗の風味を消さない程度の強さの粒あん。
それに寒天の3つの違う味が口の中で合わさります。
それぞれの味が足し算。おいしいが3つ合わさって最高においしいになります。
この一品は、過去最高の上生です。
栗が入らなくなるので次の週で最終でした。
もちろん、予約して買い求めました。
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薯蕷生地でこし餡を包んだものです。
薯蕷とは長芋。こちらで初めて知りました。
生地に練り込むことで、気泡を抱き込みます。
それがこの独特の食感につながっています。
それが、小豆のこし餡を包んでいます。
栗ひとつぶの粒あんとは違い、生地に負けない程度の強めの味に仕上げています。
当たり前のことかもしれませんが、それを当たり前のようにできるのがこちらのお店。
求める人が絶えない理由です。
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夏に仕込んだ山形県産のプラムのジャム。
これを寒天で固めています。
後に出てくる生姜琥珀がカリッとした歯ごたえなのに対して、ジャリッとした歯ごたえです。
そして、程よい酸っぱさ。
すきです。
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吉野の本葛の葛まんじゅう。
「ぷっくり」という表現がピッタリです。
そして涼やかな見た目。
夏にピッタリの上生でした。
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葛焼き(くずやき)とは、葛と餡(あん)を合わせて練り、さらに表面を焼いて仕上げる京都特有のお菓子のようです。
初めて口にしました。気温が上がってくる夏のお菓子です。
指で押すとプルプルした感覚が返ってきます。
しかし口にすると、それに融けるような食感が返ってきます。
この違いが面白いです。
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キリッと辛口。
シャリシャリ食感。
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和菓子甘果
住所:山形市双葉町2-4-38 双葉町中央ビル 1階
電話:ありません
定休:木、金、土曜日
時間:10:00~17:00 売り切れたら終了
インスタのメールから予約を入れることが出来ます。
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