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山形市の住宅街にひっそりと、この新たな宝石は佇んでいました。
今年の初めくらいから存在には気がついていました。
なかなか訪れる機会が取れなく、今日やっと来れました。
頼んだのは、いつもあるわけではない羊一択のコース。
北海道足寄・吉田緬羊牧場の希少種であるサウスダウン種の羊を使います。
それもホゲットという、1才未満のラム以上2歳以上のマトン未満の個体になります。
ラムより旨味を感じて、マトンほどクセがない。それを分からせてくれる料理が続きます。
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頼んだのは自家製ジンジャーエール。注文してから生姜を摺り下ろして仕上げてくれます。
生姜が効いてとてもスパイシー。サッパリさせてくれます。
これは、とてもいい選択でした。
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一皿目は羊のスープ。捌いた羊の骨でフォンを取ったもの。
骨だけだからなのか、余計な味が邪魔をしない。
とても柔らかくて優しい味。きっとシェフの人柄そのままだろうな。
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自分で捌いた肉で作ったベーコン。
運ばれてきた時に、おいしい脂肪を焦がした香りが漂います。
口に含むと羊特有の臭みは全く感じられなく、脂のおいしさだけが拡がります。
庄内柿ともよく合います。
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テリーヌは周りの脂がおいしい。
そして、初めて見たグリーンゼブラ。緑の縞が面白く、これでもトマトです。
いわゆるポモドーロとは全く異なります。濃厚な北海道の羊のチーズがよいアクセントに。
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羊のクロケット、平たくいえばメンチカツ。
つなぎを使っていなく、ゴロゴロと粗挽きなので、肉のおいしさを実感できます。
そして、当然ころもはサクッと揚がっています。
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口直しは、鮭川村の苺、サマーティアラを使ったスムージー。
程よい酸味とほのかな苺の味で、サッパリとお口直し。
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サウスダウン種のおいしさをたっぷり味わえます。
そしてここまでも様々な野菜が使われていますが、北海道江別から取り寄せたもの。
ここでは、紅くるり。大根のみずみずしさをたっぷりと含んでいます。
羊もおいしいけど、同じくらいに野菜も。
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スタートはパティシエだった実力が、このデセールに表れています。
パイの表面はキャラメリゼしてありパリパリ。パイはサクサク。そしてリンゴと中のクリームはしっとり。札幌のレリダンのミルフィーユを髣髴とさせます。
かなり高いレベルにあります。
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最後のカフェに添えてあったパウンドケーキ。甘夏のピールが、ほどよく香り立ちます。
オレンジピールよりもこちらの方が好ましいです。
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札幌の Le Sante で修行を重ねたそうです。
だから北海道の食材に詳しく、確保するルートを確保しているのでしょう。
山形に居ながらにして北海道産の珍しい食材に触れることができるのは、とても評価高しです。
もちろん、熱心で丁寧で、食材の組み合わせのセンスもよいです。
お皿の上で、きれいに描いてくれます。
今後通うのが楽しみなお店を見つけました。
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Coruscent
住所:山形市青田二丁目4-17
電話:023-616-6315
時間:Lunch 11:30〜18:00 , Dinner 18:00〜22:00
ランチ3500円 /4500円/6000円(税込) 2名様〜
ランチのご予約は前日の16:00までお電話でお願い致します。
ただし、6000円コースは3日前までお願い致します。
ディナー7500円 /10000円(税込) 2名様〜
ご予約は3日前の PM4:00までお電話でお願い致します。
定休:日曜、月曜
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