節目の日、ハレの時間を過ごすのは、やはりおかざきしかありません。
夜の10,000円のコースに、7種類のお酒をペアリングして。
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. しいたけ 二身揚げ
原木椎茸に、海老のすり身を合わせて揚げたもの。
肉厚の椎茸が、表面サクッと揚がっています。銀杏がおいしい。
ペアリングはシャンパンからスタートします。
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. かわはぎ 長芋ちり酢
見た目もうつくしい二皿目です。
今日捌いたかわはぎに長芋を合わせて、上からちり酢のジュレを掛けたもの。
ちり酢のジュレを合わせると、かわはぎのおいしさが増すしていく気がします。
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. 帆立 清し汁
お料理の名前のごとく、清らかに澄んだお出汁が素晴らしいです。
そして驚いたのは、お出汁の変化です。
一口目、二口目のお出汁は鰹の香りと味が来ます。
それが、三口、四口と進むにつれて、感じるお出汁が昆布出汁へと変わっていくのです。
同じお椀で、感じるお出汁が変わっていくのは初めてのことです。
おかざきさんに訊いたところ、ベースは昆布出汁ですが、最後に鰹節をさっと加えているとのこと。
狙って、このお出汁の変化を作り出しているのです。魔術ですね。
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. 毛蟹 百合根飯蒸し
3杯目に新政酒造のNo.6が出てきました。これは驚き。
毛蟹とゆり根の甘さ、それにとろみのあるよいお出汁の餡がよい感じで絡んでいきます。
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. 鰤燻し造り
寒鰤を藁で軽く燻製にしたもの。
少し脂の乗ったお魚は、燻製した方が僕は好きです。
脂をさらっと感じることが出来ます。
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. 穴子焼き 蓮根餅
4杯目は会津のお酒、飛露喜。
それを合わせるのは、穴子焼き。塩だけの味付けですが、これが最高。
ちょっと軽く焦がした穴子の香りが楽しめます。
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. なめた鰈 とろろ蒸し
仙台では年越しになめた鰈を食べるそうです。
それに倣ったお皿です。
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. 白子柚子釜田楽
焼物は白子。柚子釜が白子をさらにおいしくしてくれます。
柚子の香りがとても素敵。
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. 和牛とかぶ
見た目はしっかりとした蕪ですが、口の中に入れるとホロホロ融けていきます。
お肉と蕪を合わせて食べると、それぞれのお味が絡み合って、よりおいしく感じます。
そして、お出汁には煎茶が混ぜてあるようで、お肉をよりサッパリと食べることが出来ます。
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. 鯛の炊き込みご飯とお茶漬け
お出汁を掛けて、いただいた方がおいしく感じます。
お出汁も少し薄めにしてあり、主張しすぎることなくおいしさを補い合っています。
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. 水菓子
前回もでました、リンゴを薄皮むきにしてから、千切り。
その上に、蜂蜜のジュレを掛けています。
りんごのシャキシャキ感とそれに絡むジュレ。
何度食べても、また食べたくなります。
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今日も完璧な構成と仕上げ。十二分に満足させてくれます。
ご馳走様でした。
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住所 : 仙台市青葉区立町19-16
電話 : 022-265-3688
定休 :
昼の部:日曜日、月曜日と木曜日。
夜の部: 日曜日、祝日 、月2回の月曜日
基本第2,4月曜日ですが祝日の関係で変わります。webサイトで確認してください。
時間 : 12:00~LO13:30 , 18:00 ~ LO19:30
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