Apicius アピシウス , これぞグランメゾン , ☆☆☆ , 2019年4月 東京

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ほぼ一年振りのアピシウス。今回はお昼でしたが、夜と変わらない素敵な雰囲気。

さすがグランメゾンのメートル。「一年振りですかね。」。

きちんと前回の訪問を覚えてくれていました。接客の神髄ですね。

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. アミューズ

彩の良さと、きれいな仕上げ。

ジュレっぽいソースがよいです。

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. 前菜 渡り蟹のスープ、カプチーノ仕立て

メニューにはスープとありますが、この濃厚さではビスクと言った方が良さそう。

カプチーノ仕立てとは、表面を泡立てているから。

最初はフンワリ感を出した方が舌に馴染みやすかも。

蝦のおいしさをギュッと濃縮しています。中には蝦がゴロゴロころがっています。

満足感の高い一皿です。

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. 前菜  卵のパルフェとホワイトアスパラガスのクゥーリ ペリグーソース

この時期が旬の白アスパラガス。

フランス・ロワール地方から仕入れてあります。

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リーデルのサービスに有った気がするけども。

アピシウスのAがサンドブラストで描いてあるグラス。

お皿にもあります。これがお店の雰囲気をよい一層良いものにしています。

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. 主菜  雛鶏のジャンボネット あさりのエミュルジョン

ジャンボネットとは、鶏のモモの骨を抜き取り、その中に詰め物をしたもの 。

これがおいしかったですね。ひと手間掛けた雛鳥を詰めて焼く。

ただ焼いただけの何倍もおいしく感じられます。

周りのたっぷり目のアサリのソースも◎。たっぷりつけて楽しめます。

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. 主菜  マナガツオのガレット にわとこの実オイルソース 柑橘風味

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このアールヌーボーらしい、曲線を多く取り入れた鏡が、このサレの雰囲気を良いものに仕上げています。

客層も、上品な老夫婦、入学が決まった親子、お金は持っていそうなちょっと声高の夫婦、そして、前回もいた気がする上品な男性1人客。

客層も、このお店の雰囲気を作り出している訳で、とても大切だと思います。

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最後はワゴンに載って、沢山のデセールが運ばれてきます。

先ずは何も頼まなくとも、タルト・タタン。

ダックワースの生地を台にしたイチゴのケーキ。そして、マロンのケーキ。

どれも、ずっと食べていたいおいしいさ。

特にタルトタタンは最高。

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このグランメゾンの雰囲気、それにあまりモダンに走り過ぎない料理の組み合わせ。

ハレの日には最適のお店ですね。

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Apicius アピシウス

住所:東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館ビル地下1階

電話:03-3214-1361

時間:11:30~15:00(LO14:00)、17:30~23:00(LO21:00)

定休:日曜日

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